記憶をたどる日記
注釈)義父が亡くなってから
日付を巻き戻して更新しています。
今朝は、私が仕事をしていると
義父から何度も内線電話で
「午後2時に銀行へ行くから一緒に付き合ってくれないか」
という内容の3回のコールがあり、了承すると
「ありがとう。じゃ午後2時に」
いつになく、確認作業が多いので「?」「いよいよか・・・」
なんて思っていたのです。
お昼ご飯は、お手伝いさんの作ったラーメンを
「今日のラーメンは、格別美味しいなぁ。
日赤時代(昭和40年代)食べたラーメンを思い出すなぁ。
あぁ。うまかったぁ」
と、言いながら完食したとのこと。
その後お手伝いさんは帰宅し14時に私が義父の所へ行き
「そろそろ、銀行へ行きましょうか」と声をかけると
銀行へ行くいつもの井出達(背広姿)で
「それが今日は、特に足が痛くて、どうしようかと思ってたところだ」
「それじゃ、私が代わりに行ってきましょう」
と言って、義父の貴重品を預かって、代行してあげたのが
生前の最後のやり取りでした。
14時20分
「はい、通帳と判子、お返ししますね。」
「おぉ。助かった。ルミ子さん、ありがとう。ありがとう。」
・・・・
その晩、義父は足の痛みを和らげようと入浴したのが
生涯で最後の営みとなりました。
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